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147 裏銀座縦走の旅(4)

147 裏銀座縦走の旅(4)_e0119213_20192117.jpg前146号のつづきです。
水晶小屋に着いて部屋に入ると同時に雨脚がひどくなった。

狭い部屋で天井も低く何度も頭をぶつける。
隣りになった若者は松本市から来たという小松、松下の両名を松松コンビと言わせていただく。

彼らは明日、鷲羽岳と水晶岳を登って下山するという。
翌8/2朝、小屋の前で少しばかりの朝日を浴びた水晶岳を撮影するがもあまりパッとしない。

不要な荷物を小屋に残して赤牛岳に向けて出発する。
40分ほどで水晶岳山頂に着く。狭い山頂でしばらくの間アルプスの山並みを眺望する。遠くに噴煙を上げている御嶽山はすぐにわかる。

休憩後、赤牛岳に向かって出発するが岩稜帯の足場の悪い稜線が続き、その上ガスが湧き、周りの視界も悪くなってきた。

高天原分岐点まで来た。ここが温泉沢の頭であるが午後からは雷の予報が出ているため赤牛まで行くか?どうするか?迷ってしまう。
しばらく考えて引き返すことにした。(結果的にはこれが正解だった・・・赤牛まで行っていたら帰れなくなっていたかも)

水晶小屋まで戻り、昼食後合羽の上だけを着て野口五郎小屋に向け出発するが・・・・・東沢乗越を過ぎると雨になり真砂岳が近づく頃には本降りとなる。

予報通り、雷が・・・・ものすごい爆発のような音が・・・・・偶然にも近くにいた人が真砂岳の斜面に光が横に走ったのを見たと・・・・・しばらくの間しゃがんでいたが危険なので気を付けながら歩き出す。
雨と雷と恐怖が付きまとう、辛い歩きとなった。

小屋まで1kmの表示、そして400mの表示・・・15:30分長かったようやく野口五郎小屋に着いた。

写真は水晶岳山頂にて左から槍ヶ岳、穂高連峰、鷲羽岳、遠く右奥に御嶽山

                  撮影日 2016年 8月 2日

  by naturemori | 2016-09-17 00:00 | 山の風景(北アルプス) | Comments(0)

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